模型やプラモ、フィギュアなどを動画で撮影するとき「全体をぐるりと1周」というのはもはや必須のカットです。
でも市販されているターンテーブルは種類や機能も多種多様で、結局どれを買ったらいいのかわからなくなります。
「いっぱい種類があった方が選びやすい」と思っている人もいるけど
実は「選択肢は多いより少ない方がいい」のです。
選択肢が多いと選べないのは「優柔不断」というより「決定回避の法則」という心理的な作用が働いちゃうんですね。
・そもそも選ぶのが大変で決断するのに疲れる
・本当にそれで良かったのか、選んだ物を疑う
・選んだものがダメだったとき、激しく後悔
選ぶっていうのはなかなかのストレスです。
どれがいいか悩みに悩んで頭がおかしくなります。
で、結局なにも買わなかったり。
ということで今回は僕がいつも使っている【タミヤ】のディスプレイターンテーブルを紹介します。
最終的にタミヤで落ち着いたんですけど、結局のところブランド買いです。
あれこれいろいろ悩み過ぎました。
使ってみるとなるほど納得。
無駄な機能を省いていくとこれにたどり着くのかと思い知らされました。
ターンテーブルに求めるもの
僕のターンテーブルの使用用途は動画で「全体をぐるりと1周」撮影するだけです。
展示会とかでディスプレイしている間ずっと回転させるなんて使い方はしない予定です。
なのでまともに回転して壊れなければいいんです。
多機能になればなるほど故障率も上がります。
タミヤのターンテーブル
中身はスカスカ。無駄な機能が一切ないから、壊れる要素がありません。
構造もシンプル。四隅にあるプラスチックローラー4個で天板を受けているので水平度は良く、がたつきもない。
天板は乗っているだけだから、ちょっと持ちにくいです。両手で持たないと落とします。
電源
タミヤのターンテーブルは単1電池1本。
公表されてる情報によると、1日10時間の使用で25日程度動くらしい。
単1乾電池は100均で2本セットのを購入して動画撮影で短時間の回転を繰り返しているけど、半年経っても電池1本使い切っていません。
他社のターンテーブルは電池の他に家庭用電源やUSB接続で回転するものもあるけど、はっきりいって電源を探すのも面倒だし、ケーブルも邪魔になってきます。
どこにでも持ち運べて、思い立った時に回転させることができる電池タイプが一般的には使いやすいと思います。
回転速度
毎分1.6回転のローモードと毎分3回転のハイモードの2種類。
切り替えはスイッチ式ではなく、回転ギアを入れ替える必要があって、これがかなり面倒臭い。
なぜかというと、回転ギアはノイズを低減させるためにグリスでべちょべちょだから、単純に触りたくないんです。
でも、不思議なことに一度決めた回転速度はいじらなくなります。
つまりグリスを塗る前に回転速度を確認して、自分に合う方を決めちゃえばいいんです。
ちなみに僕は毎分1.6回転のローモードで固定です。
駆動音、ノイズ
まず、完全な無音にはできないってことと、人によって許容範囲とか価値観が違うって事を前提に。
駆動音やノイズを下げるポイントはグリスです。ドライブギアの個体差もあるだろうけど、基本的にグリスをこれでもかと塗りたくるといいです。
さらに重さが掛かると静かになったりします。
回転方向
タミヤのターンテーブルは反時計回りで固定です。
これは好みの問題です。
さすがに切り替えスイッチがあったらよかったと思うけど、時計回りさせる裏技があります。
ただし、電池のマイナス側は端子が触れなくなるので工夫が必要ですが。
たとえばこんな感じで無理やり接続させます。
道具は特にいりません。時間がかかるけど、回転方向切り替えは不可能ではないです。
カラー
カラー展開はグレーのみ。
コストの問題ですよね。でも「ホワイト」でも「ブラック」でもなく「グレー」
なんででしょうか。
グレーの性質を知ると納得できます。
グレーは他の色との協調性が高くどんな色にも馴染むんです。
自己主張しないで周囲の色を引き立てる調和の色なので撮影背景が白なら明るいイメージ、黒なら暗いイメージになってくれます。
なのでどっちつかずで曖昧なグレーが発売されたんだと勝手に想像してみました。
回転テーブルに貼るシート2種類が付属
ミラータイプは傷に注意。
石畳タイプは裏面が黒だから、黒い面を上にするといろいろな用途で使える。
両面テープで貼らなくても、載せておくだけで十分。
まとめ
・電源 単1乾電池1本 1日10時間使用して25日程度動く
・カラー グレー
・回転台サイズ 20cm
・高さ 5.5cm
・回転方向 反時計回り 電池を逆に入れれば時計回転する
・回転速度 2種類 毎分1.6回転のロー 毎分3回転のハイ ドライブギア入れ替え
・重量 2kg
・付属品 回転テーブルに貼るシート2種類 ミラータイプ 石畳(石畳の裏面は黒)
最後に、タイトルの「文句なし」は嘘です。
これで3000円はちょっとだけ高いのではと思ってしまいました。