こんにちわ、こてつです。
2020年11月14日にBANDAIから「ポケモンプラモコレクション レックウザ」が発売されました。
伝説のポケモン【レックウザ】は通常はグリーンですが、色違いになるとブラックになり、大分違った印象になります。
今回はグレー系のタミヤアクリル塗料ミニを使って、エアブラシで面ごとに明暗を付けたカラーモジュレーション塗装をやってみたのでカラーレシピを紹介してみようと思います。
カラーモジュレーションとは
光源を設定して面ごとに明暗のグラデーションを付けた塗装方法。
ゲームの3DCG表現をヒントに考案されたものと言われているそうです。
元々立体であるプラモを光源を意識した2Dの絵画のように塗ると、面に奥行きが生まれたような錯覚を起こし、立体感が強調されます。
単色ベタ塗りのプラモと比べ、塗装による情報量が増すので見栄えが劇的に変わるのが特徴です。
仮組み
可能な限りの合わせ目消しをしました。
合わせ目が消えるだけで玩具っぽさが払拭されるのでオススメのカスタムです。
それに伴って顎の後ハメ加工もしてあります。
サーフェイサー
合わせ目がちゃんと消えているか確認するためにサーフェイサーを吹きました。
使ったのはサーフェイサーEVOブラック、希釈はプロユースシンナー。
この時点でポーズも決めて固定してしまいます。
光源設定
どこから光が差し込んでくるか設定します。
レックウザが一番格好良く見える角度ということで、レックウザの正面上に光源がある設定にします。
カラーレシピを作る
今回の色違いレックウザはグレー系の塗料を使うので、手持ちのグレー系タミヤアクリル塗料から数本をピックアップ。
暗い色から順に
XF-1フラットブラック XF-69NATOブラック XF-54ダークシーグレイ XF-19スカイグレイ
これでグラデーション塗装をしていきます。
1層目⇒XF-1フラットブラック
サーフェイサーEVOもつや消しブラックですがタミヤアクリルのXFシリーズは【超つや消し】になるので同じ黒でもどこを塗っているか意外とわかります。
これが一番暗い影色になります。
2層目⇒XF-69NATOブラック
レックウザは持ち上げずに、エアブラシで上から吹き付けていきます。
3層目⇒XF-54ダークシーグレイ
グレー系は隠蔽力が強いので、吹き過ぎに気をつけます。
2層目のNATOブラックを残しつつ、明るくしていきます。
4層目⇒XF-19スカイグレイ
最後、一番明るいスカイグレイを尖ったところや出っ張ったところのエッジに吹き付けます。
局所的に塗ると光の反射っぽくなります。
綺麗にグラデーションがかけられました。
仕上げに水性つや消しトップコートを吹いて、これでボディの塗装は完了です。
完成
ということで、けっこうキツめにハイライトを入れて立体感を誇張させてみました。
どうでしょう、なかなか格好いいでしょ?
3DCGっぽいと言うか、ポケモンGOに出てきそうな雰囲気です。
色付きのパーツは蛍光塗料で塗ったんで、ブラックライトを当てると光ります。
まとめ
この塗装技法は見栄えが非常に良くなりますね。
色違いリザードンも作ろうかと思っている今日この頃です。
是非マネしてみてください!