こんにちわ、こてつです。
最近、自分が作っているプラモの特徴が分かってきました。
それがタイトルにもある「カラーモジュレーション」なんですけど。
最近このワードを知りました。
今回は自分がなんとなくやっていた塗り方は「カラーモジュレーション」と言うらしい。
ということで、カラーモジュレーションについて調べてみました。
カラーモジュレーションとは
光源を設定して面ごとに明暗のグラデーションを付けた立体感を誇張する塗装方法。
ゲームの3DCG表現をヒントに考案されたものと言われているそうです。
元々立体であるプラモを光源を意識した2Dの絵画のように塗ると、面に奥行きが生まれたような錯覚を起こし、立体感が強調されます。
単色ベタ塗りのプラモと比べ、塗装による情報量が増すので見栄えが劇的に変わるのが特徴です。
AKインタラクティブなど海外のメーカーはグレー系・ブラウン系・グリーン系など、いろいろな色彩の塗料をグラデーションになるように数本ピックアップして、セット販売していたりします。
しかも塗り方と塗る色の順番が決められているので、システマチックに色を重ねていくと割と簡単に見栄えのいい模型ができちゃうんですね。
ちなみにMr.カラーもカラーモジュレーションセット(ラッカー系塗料)が販売されています。
ラッカー系塗料は塗膜が強いので、ウェザリングをガンガンやる人にとっては有難い商品。
タミヤアクリル塗料ミニ/水性ホビーカラーでもカラーモジュレーションできる
カラーモジュレーションは海外の塗料を使わなくても、セット販売されたものを買わなくてもできます。
「色相・明度・彩度」など色の並びが分かっていれば、自分の好きな色で【基本色・中間色・ハイライト色】を揃えることができます。
つまり入手性の高いタミヤアクリル塗料ミニや水性ホビーカラーでもカラーモジュレーション塗装が可能というわけです。
ところがタミヤアクリル塗料も水性ホビーカラーもカタログを見ると色がバラバラ。
販売店の塗料棚の並びもカタログと同じくバラバラ。
ただ数字が振られて並んでいるだけで、見づらいです。
カラーの番号なんてどうでもいいんで、同系色・類似色で並べ替えた方が我々ユーザーは幸せになれると思います。
そこで現在発売されているタミヤアクリル塗料ミニと水性ホビーカラーのカタログのカラーを並び替えてカラーチャートを作ったので、この表を見れば色同士の距離感が視覚的にとらえられます。
メインで使う色と、その付近の色を1色飛ばしで揃えれば綺麗なグラデーションになりますよ。
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自分のカラーレシピを作る
例えば僕はタミヤアクリルのグレー系の塗料をブラックとホワイトを含めて7色持っています。
その7色をカラーチャートを見ながら【暗⇒明】に並べるとこうなります。
若干XF-66ライトグレイが青っぽく見えます。
カラーチャートはWeb用の近似色に過ぎないので、瓶をよく振って攪拌し、色を見比べてみます。
やっぱりXF-66ライトグレイが若干青っぽいんで、外しても良いかもしれません。
実際にXF-1フラットブラックXF-69NATOブラックXF-54ダークシーグレイXF-19スカイグレイでカラーモジュレーション塗装したレックウザがあります。
光源設定の落とし穴
どこから光が差し込んでくるか設定して塗ると言うことは、模型が固定ポーズになってしまうということになります。
ガンプラみたいに色んなポーズをとらせたり、トランスフォームすると影や明暗に矛盾が生じることもあります。なので模型が一番格好良く見える角度で固定ポーズの方がいいかもしれません。
まとめ
ということで、カラーモジュレーションについて調べてみましたが、調べてみると奥が深いです。
単色塗りと比べて色をたくさん使うので面倒くさいのは確かなんですけど、インパクトのある表現方法の一つなのは確かなので、興味がある人は試してみる価値は十分にあると思いますよ!