ガンプラ売り場に行っても欲しいキットが売ってないので、本格的にカーモデルを作ってみることにしました。
カーモデル歴1ヶ月、これが3台目の初心者です。
どうしたら本物っぽく見えるのか、いろいろな作例を参考に、どの方法が自分に合っているかよーく考え、なるべく丁寧に説明しながら作っていきたいと思います。
【タミヤ】1/24スポーツカーシリーズ NO.282 ニスモR34 GT-R Zチューン
タミヤのキットは品質がいいと言われているので、数ある商品の中からコチラを選んでみました。
購入価格2464円です。
実車は2005年に市販化されていて、限定19台、1774万5000円したそうです。
余剰パーツがいくつかあります。
パーツの量は多いのか少ないのか、初めてなので判断がつきません。
ディテールアップができるエッチングパーツセットも別売されてますけど、手に入れられませんでした。
ボデーの下処理
↑ボデー左右にあるパーティングライン(マッキーでなぞったところ)をカッターナイフ、400番の神ヤス、1000番のタミヤスポンジやすりで削り落とします。
↑細かいところは紙やすりをピンセットでつまんで処理していきます。
↑塗装でモールドが埋まってしまわないように、0.15mmのラインチゼルで掘り込んでいきます。
すべてのモールドを力を入れずに30回なぞりました。
ラインチゼルが入らないところはけがき針でなぞります。
↑フェンダーのヘリを薄くしておきます。元の厚みの半分程度にしました。
↑両サイドのウインカーは塗装後の研ぎ出しのときに邪魔になる(個人的に)ので、削り落とします。
その前におゆまるとレジンを使ってパーツを複製しておきます。
↑ムニューっと押し付けて、固まったら剥がしてレジンを充填します。
↑このUVライトを使えば2〜3分で硬化すると書いてあります。
が、硬化しません。ずっと液体のまま。
使えません。
↑仕方がないのでネイルアート用の強力なやつに入れたら1分で硬化してくれました。
↑レジンがしっかり硬化したらヤスリで整えて完成です。
初めてのチャレンジだったけど、なかなか上手にできました。
↑ウォッシャーノズルも削り落とします。
伸ばしランナーで複製しました。ボデーに0.4mmの穴を開けて、後で差し込めるようにします。
↑ボンネットとフロントバンパーの合いが悪かったのでヤスリで調整します。削りすぎないように注意。
部分的にサーフェイサーを吹いて、凸凹がないか確認しました。
↑タミヤセメント(流し込みタイプ)を使ってフロントバンパーを本体に接着後、タミヤの400番と1000番のスポンジヤスリをボデー全体にかけます。
その後ガイアノーツのサーフェイサーEVOグレーを口径0.5mmのエアブラシで塗装。
ガイアノーツのプロユースシンナーで希釈しました。
サフ1に対して溶剤2.5です。
プロユースシンナーは乾燥スピードがとても早いです。
多少ザラついても構いません。
↑1000番のスポンジヤスリで水研ぎ。
エッジを削らないようにします。
↑サフ吹きを数回繰り返して、細かい傷や凹みを徹底的に除去していきます。
↑本塗装前の下地としてクレオスのフィニッシングサーフェイサー1500黒を吹きました。
溶剤はガイアノーツのブラシマスターを使用。
サフ1に対して溶剤2.5です。
ブラシマスターは乾燥スピードが遅いので、表面がしっとり濡れるまでじっくりと吹けば、しっとりサラサラの下地ができます。
↑クレオスのMr.カラー8シルバーにガイアノーツのEXブラックを少し混ぜ、さらにEXクリアーを15%ほど加えたものを3〜4コート。
溶剤はガイアノーツのメタリックマスターを使用。
塗料1に対して溶剤4です。
メタリックカラーの塗装のコツは、エア圧を落としてふんわりと塗料を乗せる感じです。
1コート目 → 入り組んだ凹部分、出っ張った凸部分を中心に、全体に薄く塗料が乗る程度で
2コート目 → 80%ほど隠蔽させるように
3、4コート目 → ムラなく均一に仕上げる
シルバー乾燥後にガイアノーツのEXクリアーを4コート。
1、2コート目 → EXクリアー1に対してプロユースシンナー1.5で希釈した塗料を、塗面がしっとりしないように吹き付け。いわゆる砂吹き。
しっとりするまで吹くと、シルバーの粒子が流れてしまうので注意します。
3、4コート目 → EXクリアー1に対してブラシマスター4で希釈した塗料を、塗面がしっとりと光が反射するように吹き付け。垂れないように注意します。
3日間乾燥。
↑シンナー臭がなくなったらクレオスのMr.ラプロス6000、8000で中研ぎ。
霧吹きで水をかけながら、圧をかけないように軽く削って、ボデー全体が曇ればOK。
その後、食器用洗剤で洗浄。
ブラシマスターで4倍に希釈したEXクリアーでオーバーコートして、さらに3日間乾燥。
↑Mr.ラプロス6000、8000 ⇒ フィニッシャーズコンパウンドファイン、ミクロ ⇒ ハセガワセラミックコンパウンドで研ぎ出し。
これでツヤツヤでピカピカの鏡面仕上げのボデーの完成です。
↑コンパウンドがモールドに詰まるので、エアブラシを使って水で吹き飛ばします。
番手をあげる度にしっかり洗浄をすると余計なキズがつくのを防げます。
窓枠、その他を黒サフで塗り分け
↑水分が完全に飛んだらマスキング、塗装を繰り返して足りない色を塗り分けていきます。
↑窓枠などの塗り分けが終わった様子。
窓枠のモールドは初めに深く掘り込んでおいたので、カッターの刃も脱線することなくマスキングの切り分けができました。
黒はフィニッシングサーフェイサー1500黒を使用。
↑デカールもかなり精巧です。
説明書と実写の写真を見比べながら適正位置に貼り付けていきます。
これにて【ボデー編】終了です。